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円の未来 Yen's Future (光文社ペーパーバックス)

円の未来 Yen's Future (光文社ペーパーバックス)
田村 秀男
円の未来   Yen's Future (光文社ペーパーバックス)
定価: ¥ 1,000
販売価格: ¥ 1,000
人気ランキング: 51531位
おすすめ度:
発売日: 2007-11-22
発売元: 光文社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

勉強になる一冊
光文社ペーパーブックスは、様々な社会問題をオブラートに包まずに(著者的)分析・見解をズバリ記述しているところがおもしろい。今回は、「円がいかに弱体化」しているかを米国経済、中国経済、過去の歴史を交えて記述している。しかし、日本沈没のようなありがちな「とんでも本」かというとそうでもない。主観をできるだけ排除し、歴史と事実に基づいてかかれているため、私のような経済素人には、たいへん勉強になる内容でした。

このまま円は凋落、人民元がアジア通貨になるか?
「円高」か「円安」か、日経などメディアはバカの壁というかそればかり書いてきたが、この本は「円は弱々しく大きく振れ、日本に反逆する」と結論付けているところが、新鮮である。筆者の経歴を見ると、元日経で今は産経。そのせいか、通貨問題の背景を経済ばかりでなく、政治、軍事の面を含め総合的に論じている。中国バブルも株と不動産に分けて分析し、党主導の政策が結局は国土を崩壊させると予測している。ドルについては、単純に「ドルの暴落」とは決めつけず、基軸通貨ドルをアメリカが軍事力で維持し、中国も日本も欧州もドル体制維持に同調せざるをえない現実を冷静に見ている。
横書きでグラフ、写真がふんだんに入って読みやすく、北朝鮮問題を含め最新の動向を面白く読める。
円再生とは日本の国の総合力の再生ということで、筆者は政治、教育、製造業に焦点を合わせているが、再生の条件についての書き込みが少し不足している点がやや物足りない。

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